全日本教職員連盟

第2回:算数のノートをどのように書かせるか

保護者が我が子の担任の力量を知りたかったら、子供の算数のノートを見ればよい。
見る観点は簡単だ。

(1)教科書の「すべての問題」がノートにきちんと解いてあるか。
 この一点だけでいい。
 子供たちが使っている算数の教科書に載っている問題は、いわば基本中の基本である。その教科書に載っている問題を全部やっていることなど当然のことだ。もし、ノートに解いていない問題がたくさんあるなら、それは明確に教師の責任であり、教師の力の無さの証明である。当然、すべての問題は「授業の中で」扱う。一時間に一問しか教えず練習問題を宿題にするような教え方では、勉強の苦手な子供たちの力がつかない。
 もう少し付け加えると、次のような点も見るとよいだろう。

(2)一年間で何冊くらいのノートを使うのか。
 きちんと教えてくれる教師は「力がつくノートの使い方」も教える。「新しい学習は新しいページから始める」ことや「問題と問題の間の余白を十分にとる」こと等、あとで見やすいノートをつくらせる。
 そのようにして普通に教科書の問題を教えていれば、一年間で十冊程度の冊数になる。少ない子でも六?七冊。それが普通だ。もしも、一年で一?二冊程度のノートしか使わないのであれば、子供の学力を心配した方がいい。
 さらに、力のある教師は次のようなことも指導する。

(3)日付やページがきちんと書いてある。
 あとで振り返りやすくするためだ。

(4)線をミニ定規で引かせる。
 計算するときに線を小さめの定規で引かせるようにすると、ノートが美しくなるだけでなく、「ケアレスミス」が激減するのである。

(5)間違った問題には×がつけてあり、別のところにやり直している。
 自分の間違いを残しておくことが大切である。
 消しゴムで消してばかりいると、同じ間違いをまた繰り返すことになる。
 ×をつけて残しておき、やり直しをするから、その間違いをしないようになる。
 このような算数のノート指導をしているなら、子供の力は伸びるだろう。


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相談役 鍵山 秀三郎

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