全日本教職員連盟

第1回:授業中の教師の言葉を削る

授業中の教師の言葉は、短ければ短いほどよい。
ほとんどの教師はしゃべりすぎる。
サークルの勉強会で、私は先生方に、次のような手順で授業の計画をつくるようにお願いした。

(1)教師の言葉をゼロにしてください。
 つまり「全部削る」のである。先生方はびっくりする。「何も言わないで授業をしてください」ということだ。実際にやってもらう。もちろん、現実には倶可能である。

(2)一回だけ言っていいことにします。
 そうして再度考えると、「どうしても必要なたった一つの指示」を意識するようになる。その一つの指示だけで、やはり実際に授業をしてもらう。このようにして、一つずつ教師の言葉を増やしていく。この手順で、仮に五分の模擬授業だとすると、どんなに多くても教師の言葉を十個以内にする。教師の言葉が二十も三十もあるのでは、話にならない。

授業とは、説明してできるようにさせるのではない。どんなことでも、説明を聞いただけで、できるようになることはない。
スポーツの例を考えてみればよい。どんなに説明を聞いても、野球やテニスができるようになることはない。指導者が愚弟的に指示をし、自分で実際に活動をし、それを繰り返すからできるようになるのだ。
もちろん、ただ単に教師の指示を少なくして子供たちの作業量を多くすればいいのではない。長い単調な作業をさせると子供たちは集中を途切れさせてしまう。
次のような五点を「無意識に」クリアできるのがプロの指導力としては基本中の基本だ。

(1)一時に一事である。
 一回の指示で二つのことを言ってはいけない。絶対の原則である。

(2)指示の一文が短い。
 通常は一回の指示が十秒以内である。十五秒以上の指示は長い。

(3)語尾が明確である。
 最後までハッキリと言わなければ、子供たちは動けない。

(4)短い作業が繰り返されている。
 一つ指示して短い作業をさせる。また一つ指示して短い作業をさせる。この繰り返しで授業が構成されている。

(5)端的に評価がある。


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