全日本教職員連盟

第36回 教研大会岐阜大会 全体会 挨拶

第36回 教研大会岐阜大会 全体会 挨拶

 皆様、おはようございます。
全日本教職員連盟 委員長の郡司隆文でございます。

 さて、「美しい日本人の心を育てる」という大会理念のもと、本日三十六回の歴史を積み重ねた全日教連の教育研究全国大会を、ここ岐阜県で開催できましたことを、主催者として大変うれしく思います。
 本大会の開催に当たり、お忙しい中にもかかわらず、多数の来賓の皆様の御臨席を賜りました。

文部科学省から、
大臣官房審議官 蝦名 喜之 様

自由民主党を代表して
参議院議員 有村 治子 様

公明党を代表して
衆議院議員 富田 茂之 様

 また、全日教連結成当初から教育交流でお世話になっております
中華民国 台湾より、台北駐日経済文化代表処、
教育部 部長 黄 冠超(こう かんちょう)様

地元、岐阜県からは、
岐阜県教育委員会 教育長
  安福 正寿 様

 そして、岐阜県の教育に携わる関係の皆様。更に、全日教連と友好関係にある各団体から、本当に多くの方々をお迎えすることができました。
 心より御礼申し上げます。

 「新しい時代を創造する力を育む教育実践」というテーマのもと、昨日は7つの分科会において、地域や学校、校種や職種を越えて、全国各地の多様な会員による様々な視点からの、質の高い実践発表がありました。また、それぞれの分野で御活躍の有識者の先生方に指導助言をいただきながら、活発な研究協議がなされました。更に、指導助言の先生方には「助言者ゼミナール」で、専門的な立場から講義をしていただきました。

 そして本日は、元WBC世界フライ級チャンピオン 内藤 大助(ないとう だいすけ)先生より、貴重な御講演をいただきます。

 さて、4月14日、柴山文部科学大臣は中央教育審議会に対し「新しい時代の初等中等教育の在り方について」と題した初等中等教育の総合的な見直しを諮問しました。諮問理由の背景として「人工知能(AI)、ビッグデータ、Internet of Things(IoT)、ロボティクス等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、社会の在り方そのものが現在とは「非連続的」と言えるほど劇的に変わるとされるSociety 5.0 時代の到来が予想」されていることを指摘しています。

 現在においても、AIが一流と呼ばれる大学入試を突破し、近い将来には、現在ある職業の半分がなくなるとの予想もされています。私たちの目の前にいる子供たちの生きる未来は、現在を含めたこれまでの社会の延長線上には無いと言えるでしょう。

 確かに、新学習指導要領においては、これら社会の急激な変化に対応すべく、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善やプログラミング教育などが取り入れられています。しかしながら「教育は人なり」と言われるように、まずは、子供たちの教育に直接携わる私たち教職員自身が、この急激な変化に対して感度を高め、予測不能と言われる未来社会を予測し、子供たちに語りかけていかなければならないのだと考えます。

 とは言え、一方で、私たちはこれらの劇的な変化を「リアルな現実」として捉えているでしょうか。そして、来たるべき未来社会を描けているでしょうか。そこで必要とされる資質・能力を具体的に授業の中に落とし込んでいると自信を持って言えるでしょうか。私は、残念ながら、現在の学校は到底、世の中の変化にキャッチアップできているとは言えないと感じております。

 日々の授業や児童生徒指導、行事の計画や連絡調整などなど、足下への対応に追われ、10年先、20年先を見据えている余裕など無いというのが実感なのではないでしょうか。しかしながら、それでは、子供たちが未来社会において十分に羽ばたくことができなくなってしまいます。教育専門職である私たちは、子供たちのために、なんとしてもこの現状を打破しなければなりません。

 今まさに学校は、子供たちのために、変革の時を迎えています。これまでの学校の在り方を、常識にとらわれずに、大胆に見直し、学校の持続可能性を高めるための働き方改革を断行すること。

 そして、子供たちが自立して未来社会を切り拓くために必要な資質・能力を、真に育むことができる学校へとシフトチェンジしていかなければなりません。全日教連に集う私たちが、まさに学校現場の責任者として、先頭に立って、新しい教育の姿を示していこうではありませんか。

 全日教連といたしましては、「美しい日本人の心を育てる」我が国の正しい教育の推進のために、教育研究全国大会をはじめ、教職員の資質・能力の向上につながる研修の一層の充実を図るとともに、教育専門職を体現する会員の皆様が、思う存分その職務に専念できるよう、学校現場の実情を踏まえた要望・提言活動に真正面から不退転の決意で取り組んでまいります。

 本大会に参加された会員の皆様方におかれましては、昨日の分科会や助言者ゼミナールで、そしてこれから行われます御講演で得られたものを、御自分のものとされ、学校現場において、未来を見据え、子供たちのために、ますます充実した教育活動を実践されることを御期待申し上げます。

 最後になりましたが、本大会を開催するに当たり、御支援、御協力を賜りました、岐阜県をはじめ、地元の関係機関の皆様、そして、主管団体である、岐阜県学校職員組合の皆様に対しまして、心からの感謝を申し上げ、私の挨拶といたします。

私たちも応援します。
株式会社イエローハット
相談役 鍵山 秀三郎

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