全日本教職員連盟

第35回 教研大会徳島大会 全体会 挨拶

 皆様、おはようございます。
全日本教職員連盟 委員長の郡司隆文でございます。
 まず、冒頭に、七月上旬に広く西日本をおそった豪雨により、犠牲となられた方々に哀悼の誠を捧げると共に、被害に遭われた多くの方々に対し、心からお見舞い申し上げます。そして一刻も早く、復興・復旧されますことをお祈り申し上げます。
  さて、「美しい日本人の心を育てる」という大会理念のもと、本日三十五回の歴史を積み重ねた全日教連の教育研究全国大会を、ここ徳島県で開催できしたことを、主催者として大変うれしく思います。
 「新しい時代を創造する力を育む教育実践」というテーマのもと、昨日は七つの分科会において、地域や学校、校種や職種を越えて、全国各地の多様な会員による様々な視点からの、質の高い実践発表がありました。また、それぞれの分野で御活躍の有識者の先生方に指導助言をいただきながら、活発な研究協議がなされました。更に、指導助言の先生方には「助言者ゼミナール」で、専門的な立場から講義をしていただきました。そして本日は、作家である竹田恒泰先生より、貴重な御講演をいただきます。
 さて、現在学校現場では、新学習指導要領が掲げる理念の理解と実践に向け、様々な準備が進んでいることと拝察いたします。同時に、学校における働き方改革の議論が進む中で、各学校、各自治体においても様々な取組が計画、推進されておるところであろうかと思います。
 この二つ、つまり「新学習指導要領の理念の実現」と「学校における働き方改革の実行」は、突き詰めて考えるならば相矛盾するものではなく、車の両輪と捉えるべきなのかもしれませんが、ともするとアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような感覚を学校現場では感じているのではないでしょうか。
 学校は何に注力すべきなのか、何を切り離すべきなのか、それを判断し、実行していくことはとても複雑な連立方程式を解くが如くです。更にその連立方程式の複雑さは、校種や地域、児童生徒の実態等により、多岐に亘ることでしょう。この様な難問を目の前にし、どうやって解答を導き出すのか。そこで忘れてはいけないものは、「何が子供たちにとって最善なのか」という公理です。この基本を見失っては、国民の負託に応える教育とはならないでしょう。
 そして、その難問を解くことができるのは、学校現場の最前線に立つ、私たち教職員を置いて他にありません。まさに私たち教職員がこの両輪を動かすエンジンであると言えるでしょう。この複雑で多様な連立方程式の最適解を導く作業には、大きな困難を伴いますが、この課題は、次世代の学校指導体制を確立するために、この時代に教育専門職として教壇に立つ我々に託された宿命であるのだと考えます。
 徳島の誇る阿波踊りのかけ声に「エライヤッチャ、エライヤッチャ、ヨイヨイヨイヨイ」というのがあります。その意味には諸説あるようですが、その一つに「大変なことなんだが、大丈夫だ、平気だ」という解釈があると聞きました。 まさに今学校は非常に大変な状況にありますが、日本の将来を担う愛し子のために、歯を食いしばって、そして子供たちの前では笑顔で、この難局を乗り切っていこうではありませんか。
 本大会に御参加なさった会員の皆様方におかれましては、昨日の分科会や助言者ゼミナールで、そしてこれから行われます御講演で得られたものを、御自分のものとされ、学校現場において、ますます充実した教育活動を実践されることを御期待申し上げます。全日教連といたしましては、「美しい日本人の心を育てる」我が国の正しい教育の推進のために、教育研究全国大会をはじめ、教職員の資質・能力の向上につながる研修の一層の充実を図るとともに、教育専門職を体現する会員の皆様が、思う存分その職務に専念できるよう、学校現場の実情を踏まえた要望・提言活動に真正面から不退転の決意で取り組んでまいります。
 最後になりましたが、本大会を開催するに当たり、御支援、御協力を賜りました、徳島県をはじめ、地元の関係機関の皆様、そして、主管団体である、徳島県教職員団体連合会の皆様に対しまして、心からの感謝を申し上げ、私の挨拶といたします。
 ありがとうございました。
私たちも応援します。
株式会社イエローハット
相談役 鍵山 秀三郎

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